マンションの一室にある設計事務所のFFE(家具と装飾デザインおよび什器備品選定)です。

つや有り塗装のフローリングとビニールクロスに囲まれた、よくある賃貸マンションの一室に対し、天然素材の採用によって室内環境を出来るだけ改善することをテーマとしました。

テーブルのブナ無垢材厚板や桧のチップを再利用したストランドボードは、室内の調湿効果を高めることへ寄与させるとともに、国産木材の消費に少しでも役立つことを意図しています。 

無垢木材とスチールの組み合わせで製作した打合せテーブルは、ミナトファニチャーの湊様とcisnucrisの森様の共作です。ワークチェアは剣持勇さんのヴィンテージであるカブトチェア、打合せテーブルの椅子は定番のセブンチェアです。

 

 

 名称   設計事務所の家具備品

 所在地  東京都三鷹市

 竣工   2017年6月

 床面積    約20㎡

 写真撮影 廣瀬隆志


ほんのり良い香りがする桧のチップを再利用した、ストランドボードをアクセント素材として採用しました。調湿仕上がほとんど無い賃貸マンションの一室の室内環境改善を目標とし、無垢の素材を優先的に採用しました

 

光を受けたときの表情が美しい、桧のストランドボード。優しい表情でありつつ力強いモノリシックな佇まいです

 

スチールフラットバーに木の厚板を乗せたように見せたテーブルです。天板は、国産ブナ無垢材の広幅180㎜矧ぎ40㎜厚です。


ワークチェアはホールド感抜群のカブトチェア(剣持勇)、打合せテーブルの椅子にはセブンチェアを選定しました

 

目を楽しませてくれる置物と植物たち