国産杉を用いたCLT(直交積層集成材)を屋根架構兼天井材として採用した環境配慮型コンビニエンスストアです。厚板のCLTがもたらす断熱・調湿・蓄熱効果による省エネや、木構造による建設・解体時のCO2の削減を実現します。同時に、店舗としての付加価値として来店者に対する心地よい体験を提供することが期待されます。

 本建物では、その他の省エネ・創エネ施策を導入することで、ZEB(Zero Energy Building)達成およびBELS認証五つ星を取得しています。

 

プロジェクトマネージメント:2DOGS

建築意匠+総合設計監理:ケミカルデザイン

意匠設計協力、監理協力:廣瀬隆志建築設計事務所

構造設計:MAY設計事務所

環境設備基本設計、環境シミュレーション:ARUP JAPAN

施工:インベスト、梶野建設

 

 名称    ローソン館林木戸町店

 所在地   群馬県館林市木戸町591-1

 主用途     物品販売業を営む店舗

 竣工      2018年1月

 面積      204.31m2(倉庫含む)

 構造      W(屋根版:CLT)

 階数        地上1階

 写真撮影  石田篤写真事務所 石田篤

 

 2018年度グッドデザイン賞を受賞しました

(2018年10月3日)。下記URLをご参照下さい。

 http://www.g-mark.org/award/describe/47996?token=aNBZ8U5jc0


内外現しで用いた屋根版CLTと、透明感あるファサードによるショップフロント

 


長さ12mのCLT跳ね出しが作り出す軒下空間

 

照明下地を兼ねた張弦梁とCLT屋根版との組み合わせ

 


CLT屋根版と張弦梁が生み出す、スパン約10mの無柱空間

ZEBとBELS五つ星を実現する、主要省エネ・創エネ施策

・屋根全面への太陽光発電パネルの設置

・重力差による中間期の自然換気誘引

・ピットの地中熱を利用した外気導入